2011年04月14日

「仙台キリスト教連合被災支援ネットワーク」 第3回会合議事録

日時:2011年4月7日
場所:日本キリスト教団東北教区センター・エマオ
出席人数:57名


1、開会祈祷、吉田隆師(世話人代表 改革派・仙台教会)
2、新参加者紹介
・茅ヶ崎さん(日本キリスト教団青葉荘教会):献金を長期的に考えている。また具体的な行動の準備段階なので情報がほしい。
・久米師、篠澤師(日本ナザレン教団):ナザレン教会は本部がアメリカにある教会で、全世界から献金をいただいている。有効な援助を探りたい。
・渡辺義人師(日本バプテスト連盟仙台教会):教会で支援委員会を立ち上げた。
・金丸真師(日本バプテスト連盟仙台北バプテスト教会):
・斎藤弘司師(日本バプテスト連盟大富キリスト教会(富谷町))
・武田信嗣師(日本メノナイトブレザレン教団):教団として視察に伺った。
・小泉創師(日本イエス・キリスト教団国見教会):
・朴クムソク師(ヨハン仙台基督教会):
・申ミンソク師(ヨハン山形基督教会):

吉田師、新参加者に本会の活動の経緯と趣旨を説明する。

3、報告
1)ホームページについて
(川上直哉師:被災支援ネットワーク広報、教団・仙台市民教会)
・「お知らせ」の欄をトップページに追加。
・「教会発の支援プラン」が充実。「NCC被災支援住宅情報センター」「お友達支援プロジェクト」「幼稚園教諭就職支援」。
・ページ左側で更新状況を確認できる。
・トップページ「献金する」をクリックすると、現在の献金状況を確認できる。
・トップページ「実践と祈りの課題」を追加。皆さまの祈りの課題を書き込めるシステム。
・「議事録」を追加予定。その他、順次更新予定。
・事務の手が足りないので、YWCAから事務ボランティアスタッフが月曜日から入る予定。ホームページを含め、来週以降、より良く仕事をすることができるだろう。

2)弔いについて
・前回の会で、生きている人への支援と同じように亡くなれた方への支援の必要性が協議され、動き始めた。
・行政も弔いに対して丁寧に取り組んでいるが、弔いや死の意味を語り、表現することは宗教者にしかできないことである。わたしたちがそれを担わなければ、遺された方に自責の念が残ってしまうだろう。
・仙台仏教会と協力して活動を行っている。今週月曜日から葛岡斎場2階に「心の相談室」を設置した。
・明日午前中に、宮城県宗教法人連絡協議会の会合で、協議会としても、相談室への参加が承認される見込み。
・どんな相談が来るかは分からないが、それらの問題の専門家ときちんとつなげること。しっかりと話を聞き、「大丈夫」と伝えることが必要。
・医療者のネットワークとも繋がることができた。そこで分かったことは、この震災のケアの場面で医療者だけでなく、宗教者が必要とされている。

3)会計について(田中武司氏、会計)
・4月7日現在 献金件数 22件
入金 11,800,267円
出金 417,000円
残高 11,383,267円
・次回からはそれぞれ件数、入金、出金、残高がいくらかという形で報告をさせていただく。

4)その他の活動(吉田師)
・韓国の教会連合の招きを受け、2つの団体と会談した。
・韓国希望奉仕団との協力関係を構築した。お土産として被災支援ネットワークの横断幕を頂戴した。
・NCCKとも会談を行い、共同で超教派の働きとしてのサポートを行う事を決議した。来週12日に訪問団が来仙され、活動を協議する。また献金10万ドルをいただいた。感謝を持って報告をさせていただく。
・カトリック・ラシャペル神父について。長年カトリック代表として、仙台キリスト教連合の世話人をしてくださった。地震の当日に亡くなられた。この神父の通夜の中で被災支援ネットワーク立ち上げのきっかけが生まれた。ご報告させていただきたい。
・「マスモリキョウコ」さまという方をご存じないか。仙台市若林区大和町の方。手紙が今日、石巻・門脇町から見つかった。クリスチャンのようである。お心当たりのある方はわたしまで。(川上師)

4、協議
1)義援金に関するガイドライン試案について(秋山善久師:同盟教団 仙台のぞみ教会)
・義援金をできるだけ早くお渡しすることが必要。慎重な協議と共に迅速な対応も必要とされている。
・前回の会合で会堂流失に対する第一次義援金は承認していただき、見舞金をお渡しした。今回は第二次以降を協議したい。
・申請していただいた教会に見舞金をお渡ししたい。
・教会名、受け取り口座、被害の程度、被害の状況などをお教えいただきたい。修理の見積もり、写真などもあれば添付していただきたい。決して調査を意図したものではないが、公平性を確保する上で、必要なことである事をご理解いただきたい。
・今後の計画の中で、それぞれの教会、教団の計画、支援計画を書いていただきたい。
・「牧師給与などの一時援助願い」なども出されている。会堂は無事だが、経済的事情で牧師が生活できなくなっていることもある。
・こういった要望を申請していただきたい。100%達成はできないかもしれないが、前向きに協議したい。
・今後の活動として、個人への義援金支給も考えていきたい。教会を通しての申請となる。
申請者名、教会名、申請者と被災者の関係(本人、家族など)、被災した人と教会との関係(教会員だけが対象となるのか。求道者、教会の関わりの中で支援が必要だと思われる人)などを書いていただく。
・支援額の概算を示した。死亡10万円、住宅被害5万円など。
・これらの申請を教会ごとにまとめ、各個教会ごとに審査をしていただきたい。まとめたものを申請表にお書きいただき、個人の申請書の写しと共に被災支援ネットワークに提出していただきたい。義援金を教会口座に振り込む。また被支援者は教会から義援金を受け取ることになる。
・4次以降も案はあるが、ここでの発表は控えたい。
※質疑応答
・質問@:支援要請提出の期限はいつまでか。
・答え(秋山師):あまり遅くならないうちにと願う。早急な支援が必要である。ただ行方不明など難しい部分があることも確かである。最初の段階は2ヶ月ほどを期限として、1次、2次という形で区切って支援を行っていくのはどうか。
・答え(吉田師):支援の対象は仙台圏だけではなく東北6県、といかなる教派のいかなる教会も支援の対象である。どれだけ実現できるかは、献金がどれほど集まるかに懸かっており、特に大きな教派のバックがない教会のサポートをしたい。それがわたしたちのネットワークの願いである。今後も皆さまからのお知恵もいただきながら、より公平・公正な義援金の支出をしていきたい。

2)被災支援ネットワーク会計方針(田中氏)
・多くの教団、教派が参加し、多額の献金が見込まれることから、公正な会計ルールが必要である。
・「仙台キリスト教連合被災支援ネットワーク」は、法律的には任意団体、人格のない社団となる。会計は12月31日締めの1年決算となる。
・義援金、見舞金を終始する団体に法人税、所得税は課税されない。特に提出が必要なところはないが、会計報告を作製し、総会において協議する。支援者にはホームページなどで公表し、別途礼状を送付する。
・支援金の一例として、見舞金、支援物品費、謝礼金、人件費、交通費、賃貸料などが想定される。内容がわかるもので区分していく。
・会計担当者の業務。
1、通帳記帳と入金残高の事務局への報告。
2、現金でいただいた義援金の通帳入金、領収書控えとの突合せ
3、請求書、振り込み指示、仮払い指示に基づく支払い業務。証票の整理。集計。会計報告書の作成。
4、印鑑、通帳、キャッシュカードの保管。公印は事務局が保管。
5、見舞金はガイドラインに従って支出する。会計はあくまで指示に従って支出することになる。
・収入印紙税の関係で、義援金を現金でいただいた場合、領収書摘要欄に「義援金として」と記載していただきたい。
・人件費には源泉所得税がかかるので、ご了解いただきたい。単発の謝礼のような支出については謝礼金として処理する。
・総会に提出する12月31日の締めの会計は監事の監査を受け、監事が監査報告書を総会にて報告することになる。
※質疑応答
質問@:前回いただいた資料によると、現段階で義援金の配分に関するガイドラインの第3次義援金を支出する段階まで献金が集まっている。第3次の支払いを行うのか。また第3次の後、どのように義援金を配分する予定か。
答え(吉田):まだ第一次までしか支出していない。第2次、第3次はまだ会合の中で承認されていない。
答え(秋山):第3次までは緊急性を持つ義援金である。できる限りすばやく見舞金を被災者に届けたい。また第3次以降の義援金については、いくつかの案はあるが、まだ発表する段階にない。今後の話し合いの中で慎重に決めていきたい。皆さまからのご意見、アイディアなどがあれば前向きに検討したい。
答え(吉田):今日始めて来られた方もおられるので補足させていただく。第1次義援金として、会堂を流失された教会の牧師に15万円の見舞金と、これまで事務局で物品購入のためにかかった金額を支出した。第2次以降は、被災した教会への見舞金、第3次は被災した信徒の方への見舞金として支出したい。第4次以降については、他のキリスト教系団体への支援、地域への支援などを含め、皆さまからのアイディアを頂戴しながら、改めて今後検討したい。
現在、ガイドラインには仮の数字を入れているが、すでに第3次として予定していた金額が計上されている。見舞金をお渡しする範囲を広げたり、見舞金の金額を上げることなども考えられるだろう。

3)提案:被災支援祈祷会について(川上師)
・被災4週間を過ぎ、支援者、市民生活の中で疲れが見え始めている。今までどおりの生活を願うのが人情だが、現実と願望のギャップが生まれてきている。
・祈っている場合ではない、という意見も頂戴したが、しかし意識的に祈る時間を持たなければ、体力的にも霊的にも大変なことになってしまうと危機感を感じている。落ち着いて、現場で働いている方のため、現場に出ることのできない方のために祈ることは大切ではないか。
・震災から1ヶ月などの、時期的な区切りは重要であると考えているところに、バプテスト連盟から4月11日に祈りの会のお話しをいただいた。
・この会だけではなくそれぞれの場所でもかまわないので、こういった祈りの時間を持つことができないか。今の状況にふさわしい超教派的な祈りの時間を持ちたい。
・現場の声に耳を傾けながら、祈り、黙想し、共に賛美するときが必要である。
・このバプテスト連盟仙台教会の会をキリスト教連合の後援ということにしたい。
・またそれぞれの教会でも、そのような会を持っていただき、わたしたち被災支援ネットワークの後援という形で、祈りを共にしていただけないか。
・もともと仙台キリスト教連合は、カトリック教会とプロテスタント教会が年に2回合同礼拝を行うことで始まった運動だった。これを機に超教派的な祈りの会をお持ちいただきたいと願っている。また被災の背後に全世界からの祈りのネットワークがある事を皆さまもご存知のことと思う。できれば超教派的な祈りの場として、4月11日、あるいは4月の第2金曜日などにそういった祈りの会を計画されている教会は、ぜひご連絡をいただきたい。ホームページにて報告させていただきたい。(吉田師)
※質疑応答
提案@:祈りとして弔いについても考えてもらいたい。被災地・被災者のために心を痛めている方、力を尽くしている方、それぞれの地域のためにも、現場の声に耳を傾けることは必要である。ぜひそれぞれの教会で祈りのときをもっていただきたい。
答え(吉田):ぜひそういった会をもたれる際はわたしたちにご連絡をいただきたい。
提案A:わたしたちも今週の日曜日にそういった趣旨の集会を予定している。同じ思いの方がおられることに感謝する。
答え(吉田):報告に感謝する。今日の提案でそういった会を持ちたいと考えられている方もおられるかもしれない。皆さまからのご連絡、ご報告を願う。

4)仙台市以南への支援について(吉田師)
・わたしたちの活動は、沿岸部、県北部へと活動の範囲を広げている。
・ただ、県南への活動についてはあまり活動が広がっていない。ネットワークとして取っ掛かりを得られていないというのが現状である。
・南のほうで活動されている方も多いと存じている。皆さまからのご意見、情報、活動のご紹介などをいただきたい。
・今日、わたしたちが使っている那須高原、日立市の茨城キリスト大学の基地を視察して仙台にやって来た。現在求められているのは心のケアである。わたしたちでそのような人材を育成し、クリスチャンを現地に送りたい。(CRASH JAPAN)
・福島や仙台の市区町村の避難所に連絡を取る仕事をしている。現在、放射能などの問題で、NPOの人々もなかなか近づくことができず、ヘルパーが不足している。物資も不足している(JHelp)
・ご報告に感謝する。具体的に必要な場所、物資の情報が分かればお教えいただきたい。(吉田師)
・今日南相馬に行ったが、教会の8割の方が避難されている。またいわきで緊急に150食が必要だという連絡をいただいたり、幼稚園に支援物資を届けた。電話だと「今、物資は必要ない」と言われるが、実際伺ってみると物資は深刻に不足している。現場を丁寧に見ていく必要がある。原発から30km圏内はゴーストタウン化している。わたしたちとしても情報交換を求めている。(JIFH)
・ぜひこのネットワークを使っていただいて、協力しながら福島以南への支援をして行きたい(吉田師)
・わたしたちの教団では福島に10数教会がある。須賀川の教会など、それぞれの教会が
基地になって援助をしたり、ボランティア、援助を行っている。
・そういった情報を教えていただくと、他のネットワークでも連携、支援ができるだろう。

5)それぞれの団体の活動の紹介とアピール(吉田)
・活動の中でお気づきの点、必要なことなどをご連絡いただければありがたい。
・現在、わたしたちは石巻を中心に炊き出しとガレキ撤去を行っている。仙台市内でも週4日積極的に活動を行っている。わたしたちの教会は韓国とのつながりが深いので、そちらから人員や物資の支援ができる。必要な方はお声がけをいただきたい。今後はさらに女川などの北方面や仙台以南へと活動を広げていきたい。また20Lのガソリン携行缶があるので必要な方にプレゼントしたい。(ヨハン仙台基督教会)
・教会での働きの必要性を感じている。地域の教会を支援したい。心のケアのトレーニングを行って、ケアスタッフの養成を考えている。日本の全ての教会が協力して働くことを願っている。CRASH仙台ベースリーダーの連絡先は090-6496-0862である。(CRASH JAPAN)
・5月11日にイースター・フェスティバルを行う予定であったが、被災のため会場が使えなくなった。そのため6月15日に青葉荘教会で行う事に変更になった。4月10日午後3時に「震災復興祈祷会」という会を、青葉荘教会で持つ予定である。(仙台圏宣教協力会)
・わたしたちは心のケアを中心として活動を行っている。特にPTSDのケアについてのトレーニングをすることができる。また音楽に合わせて身体を動かし、心を癒すという活動も考えている。(黒澤氏・インターセラピー財団)
・バプテスト連盟の奥田牧師から、長町に予定されている4000戸の仮設住宅が建てられる。その中で孤独死を防ぐためにできる事を協力しようという話をしている。また藤林イザヤという牧師も同じような事を別の場所にある仮設住宅で実践しようと考えている。またNCCKからボランティアの派遣と受け入れを考えている。どうぞお祈りに覚えていただければ。(川上師)
・石巻で、炊き出しにあわせてゴスペルとフルートのコンサートを行った。またスタッフが一人ひとりに声をかけた。毎週コンサートを予定している。ご参加を願う。また要請をいただければ伺いたい。(ヨハン仙台基督教会)
・わたしたちの教会では、教会として東松島市の野蒜の避難所を支援している。避難所の方は大規模にガレキの撤去が始まる前にご自分の家から物品を運び出したいと願っておられるが、人手が足りていない。わたしたちの教会で、10人ほど必要としている。ご相談させていただきたい。(改革派・立石彰牧師)
・こういった形で情報が繋がることは希望である。(川上師)

・次回は4月14日(木)午後6:30から会合を持つ。(吉田師)
祈祷:杉山師
posted by admin at 15:37| Comment(0) | お知らせ
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